過疎化する村をもう一度盛り上げるために

■村おこしは何故行われるのか

過疎化が問題の地域は、何故村おこしをするのでしょうか?
その理由には様々なものがありますが、村おこしをすると人が集まって税収が増えることが考えられます。
税収が増えれば、福祉などに投資できるのです。

現在の日本では、三分の二が過疎地です。
これ以上過疎の地域が増えて、一部の都市に人口が集中すれば様々な問題が出てくるでしょう。

極端な考えですが、過疎地ばかりになるとその土地は税収が入らず、何も出来ないため廃墟のようになってしまう確率も増えます。
村おこしをすることは、過疎の土地を有効に活用することにもつながります。
それは、経済的にも大きな意味を持っているのです。

 

■日本一小さな過疎の村に起きた奇跡とは?

2010年のことですが、日本一小さな過疎の村が村おこしで人口増加率日本一になったことがあります。
しかも宅地開発も盛んに行われ、若い世代の割合が増加したのです。

その理由は、ちょっとした工夫によるものでした。
日本で最も面積の小さな過疎の村、富山県舟橋村のことです。
人口増加率が日本一になったその理由とは、駅にとまる電車の本数が激減したことを気にとめたことから始まりました。

駅の周辺はまさに村の顔ともいえる地域です。
それをよくしなければ村の発展はないと考えたのです。
そして駅と一体型の図書館をつくることにしました。
その名も富山県舟橋村立図書館というもので、280台が駐車できる無料駐車場や喫茶店などが併設されたのです。

無料の駐車場というアイデアが良かったのでしょう。
親子連れなどのコミュニティーの場として非常に賑わっているようです。
そのため電車の本数も増加し、立地条件の多面的効果により町は人口が次第に増加していったのです。
これは村おこしが相当スムーズにいった成功例でしょう。

多くの人々に舟橋村図書館のことが知れ渡り、この図書館では年間一人当たり42.2冊もの本の貸し出し冊数があるそうです。

 

地域おこしをマネしても成功しない

■地域おこしは他をマネしないほうがいい

「地域おこし」とは、地方自治体などの地域において経済力や賑やかさを向上させるために行う活動や意識のことをいいます。
これは「町おこし」や「地域振興」、または「地域活性化」とも呼ばれます。

この地域おこしは、各種自治体や団体、組織により行われていますが、どこにでも有効な決定的な策というものはないのです。
大抵、その地域の特色や立地、特殊産業などをもとに独自的な地域おこしの施策が実施されています。

しかし地域おこしが大きく成功した事例は、それほど多くないのです。
成功した事例においては、立地や時代背景、推進したリーダーや関係団体の協力に恵まれたケースが多いといえます。

そうした要因を考えずに成功した事例をそのまま真似しても、地域おこしはうまくいかないことが多いといわれているのです。

 

■間違った固定観念にとらわれると失敗するかも?

ここでは、地域おこしをするときによくある考え方についてお伝えします。
こうした施策により、条件に恵まれて地域おこしが成功した事例も確かにあります。
しかしそうした成功事例を表面上マネをしただけでは、うまくいかないことが多いのです。

実情を把握せずにこのような固定観念で地域おこしを行うとかえって地域が衰退してしまうことすらあるのです。
その間違った固定観念としては、県庁所在地や政令指定都市にいい店が集まれば他の市や町、村なども刺激を受けて活性化される、というものがあります。

また、リゾート地に観光客を呼び込むことで、地域が活性化するというものもあります。
そのため、観光客が泊まれるホテルを増やす、というのもよく使われる手法です。

パチンコやゲームセンターのような娯楽施設をつくることで若者が集まる、という考えをする地域もあります。
しかしこの施策は治安が悪化する可能性もあるため、自治体があまり乗り気ではないことも多いのです。

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